- 日本の木造住宅ってどれくらいあるの?
- 大壁と真壁って?
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日本の森林も減っているの?
ほとんど減っていません。体積(森林蓄積量)で言えば増加傾向です。日本の森林全体の約4割を占める人工林が増えていることが理由です。
日本では植樹などで森の再生などの事業に取り組んでいるところも多く、人工林が増えてきています。
しかし、そういった木々があるのに、輸入木材が多く流通しており、国産の木々が資材として利用されていないのが現状です。
出典:林業白書林野庁森林資源現況調査(平成19年)
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どうして地元の木を使うほうが良いの?
その土地に生息している木は、その土地の気候に適しており、輸入材に比べ長持ちすると言われています。
建築資材として利用された時、その土地の気候に対応できるので長く持つのです。また、地元の木材を利用することで、山の環境整備にもなりますし、地域の林業や製材業の方が活躍できるので地域活性化にもつながります。
国産の木材と輸入材の腐朽の違いを見てみるとこんなにも持ちが違ってきます。
※上記は、野ざらしで4年が経過した木材です。日本の木は、しっかりとした状態を保っていますが、海外の木材はすでに崩れてきています。
※上記は、野ざらしで8年が経過した木材です。日本の木材は、若干の傷みはあるもののまだまだしっかりとした状態です。海外の木材はほぼ完全に崩れてしまっています。
以上の写真から、輸入材ではなく、日本で育ち日本の気候風土に合った木材を選択することが適しているということが分かります。
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日本の木を使うと費用が高くなるってホント?
高くなりません。一般的な木造住宅の建築費用における木材代金は約8%と非常に少ないのです。
また、一般的な国産木材の杉の柱材に使う原木は1本500円~800円程度なので、必ずしも高くなるということではありません。
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自然乾燥材っていいの?
自然乾燥させた木材は、乾燥に時間がかかるものの、吸放出性に優れていて長持ちする木材です。
表面から乾燥が進みひび割れなどが生じることがあり、敬遠されがちだが、このひび割れによる強度の低下は小さなもので問題ありません。
- 新民家ってどれくらい住めるの?
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新民家の定義は?
木造住宅で国産自然乾燥材を構造材に使い、50年後に「古民家のように長期間住まい続けることが可能な新築木造住宅」を新民家と定義しています。